人生100年時代の家族像はこう変わる!

人生100年時代では、家族の在り方も変わります。家族像という言葉すらなくなるかもしれません。

なぜなら、人生100年時代では、常に変化を強いられることになり、必然的に家族の形も流動的になるからです。

実際に、既に共働きが浸透してきているのはその兆候です。

ここでは具体的に何故、家族像が変化していくのか以下で説明します。

目次

家族とは

調べてみると以下のように書いてありました。

婚姻によって結びつけられている夫婦、およびその夫婦と血縁関係のある人々で、ひとつのまとまりを形成した集団のことである。婚姻によって生じた夫婦関係、「産み、産まれる」ことによって生じた親と子という血縁関係、血縁関係(など)によって(直接、間接に)繋がっている親族関係、また養子縁組などによって出来た人間関係 等々を基礎とした小規模な共同体が、家族である。

引用元:wikipedia

んー、確かに。そのとおり!ただ、所々で違和感を感じないでしょうか?なんとなく昭和な発想を感じてしまいますし、ホントにそうだっけ?と周りの家族を見回したりしていないでしょうか?もし、そうだとしたら、家族の定義が少しずつ変化してきているのではないでしょうか?

次に、上の定義を出発点として、人生100年時代になって、家族の定義に変化を与えうる要因を考えてみましょう。

人生100年時代で家族像に与える外的要因と影響

(1)人生100年時代で働ける期間の長期化

人生が100年になるということは、それだけお金が必要ということです。何故なら、毎日の衣食住が必要だからです。つまり、働く期間はどうしても長くなります

一生に必要なお金(1世帯当たり)は約3億円といわれています。

引用元:アセットマネジメントOne HP

定年退職が昭和の頃より10年延びたとしても、必要な労働期間はもっと延びています。ここで、考えなければならない大事な点があります。それは、果たして、自分はずーっと何十年も同じ仕事を続けられるのか?そもそも、この仕事は何十年後も存在しているのか?

そうです!おそらくどこかのタイミングで最新スキルの学び直しが必要になります。とすると、その間は家族内の他の人が衣食住代を賄う必要がでてきます。つまり、お父ちゃん一人に頼りきりの家族では続かない可能性があるのです。

(2)人生100年時代で子育て後の長期化

いくら人生100年時代とはいえ、子供が家族から巣立つのにかかる時間は然程変わらないでしょう。とすると、夫婦二人きりの時間が増えてきます。

ここでも、考えるべき大事な点があります。それは、夫婦としての第二の人生です。夫婦によっては発展的に離婚を選択するでしょうし、夫婦によっては実家の親の面倒を見るために引っ越すかもしれません。また、ある夫婦によっては、新たに子供を設けるかもしれません。

つまり、家族像の選択肢が増えるのです。

(3)人生100年時代のデジタルイノベーション

すごいですよね。ここ数年の進化は…。CMを見ても、おばあちゃんと孫が気軽に画面を通してコミュニケーション。そしてVRの行く末には、視覚だけではなく触覚でまでも、孫を感じられるようになるかもしれません。

では、これが家族像にどのように影響するのでしょう?正直、未知数ですが、もしかしたら離れて暮らしていても家族!という文字通り前述の辞書には無い家族が生まれるのかもしれません。

これも似たような話です。自動運転車は、暮らしを豊かにしてくれる単なる便利ツールではありません。交通弱者救済や交通事故/渋滞の減少といった社会的課題解決のツールなのです。

人生100年時代では家族のステージにも変化!?

人生100年時代の家族像というのは、上で述べたような要因により、所謂「一般的」というのは存在せず、かなり流動的になってくるのではないでしょうか?つまり、その時々によって、家族の形を変化させそうです。

例えば、お父さんが稼ぐステージだけではなく代わりにお母さんが稼ぐステージが出現したり、更には子供に養ってもらうステージが出現したり、挙げ句の果てには配偶者が異なるステージが出現したりするかもしれません。

勿論、これまでもこのような家族像はありました。ただ、どちらかというとネガティブに捉えられてきたのは事実です。しかしながら、人生100年時代の流動的な家族像の環境では、極普通の事になる可能性もあります。

まとめ

人生100年時代の家族像は…。そう、それは存在しないのです。画一的な「家族像」というものは消滅し、その時々に合った構成を成せばいいのです。
必要な家族が必要な役割を果たしながら必要な距離感で集まり、これを家族のステージに合わせて変化させていけばいいのです。

ドライな感じに聞こえるかも知れませんが、ネガティブに捉える必要はありません。何故なら、この方が家族がお互いを尊重しているように思いませんか?きっと、デジタルや自動運転等の最先端技術もサポートしてくれます。

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