人生100年時代の年金はこう考える!
人生100年時代では、年金に対しては過度の期待は禁物です。今までとの位置づけは全く異なる資金になります。
何故なら、政府は年金についてはこのままでは行き詰ると考えており、高齢者になっても働き続けることを前提とした年金政策に舵を切っているからです。
実際に、政府の試算でも2,000万円足りなくなるとか言っています。また、年金改正法案審議も始まっています(2020年春)。
では、年金について説明します。
目次
年金とは
調べて整理すると、以下のようです。
毎年定期的・継続的に給付される金銭のこと。制度の運営手法によって、公的年金と私的年金に分類される。年金の主な給付事項は、老齢給付、障害給付、遺族給付の3つがある。給付者は年金者と呼ばれ、典型的には引退した高齢者を指す。
人生100年時代における年金の意味
人生100年時代において、年金はどのような意味を持つのでしょう?
もちろん、老後の生活資金という意味合いは変わりません。
但し、政府は出来るだけ高齢まで且つ女性も働いてもらうことを前提としていますので、年金は老後のサポート資金程度の意味合いに考えておいたほうがいいでしょう。
実際、厚労省では下のように年金改正法案を提示しています。
2020年4月14日 年金改革法案が衆院で審議入り 「老後生活支える」と首相
引用元:Yahoo News
人生100年時代では年金がどう変わる?
65歳ぐらいから年金だけで生活していくことは無理?とお思いでしょう。
人生100年時代では、長い人生を謳歌する(仕事を楽しむ&経済的)ために、働く期間が長くなることが想定されます。これは政府の方針とも合っています。年金受給が始まっても働いている人が増えてきます。
但し、だからと言って不利になる改定ばかりではありません。
人生100年時代を謳歌するには働き続けたほうが良いので、前向きに捉えましょう。
個人レベルで特に大事なのは以下の2点のようです。
●在職中の年金受給の在り方の見直し
要は、働き続けても年金受給額が減額されにくくなるようです。
●受給開始時期の選択肢の拡大
60歳まで前倒しで受給開始しても減額されにくく、
75歳(従来は70歳)まで受給開始を遅らせると増額されるようです。
詳しくは下のリンクをご参照ください。
【厚労省HP】
年金制度の機能強化のための国民年金法等の一部を改正する法律案の概要
政府の方針は人生100年時代と整合性が取れています。
今の会社で定年退職を迎えても、再び他の仕事をしなければなりないのです。というよりも、仕事をした方が幸せな人生になるでしょう。
要するにマルチステージ化していくということです。
まとめ
人生100年時代を謳歌するには、常に変身しながら長く楽しく働き続けることが秘訣の一つです。
だとすると、いつからいくらもらえるのか不安を抱える年金をあてにするよりは、自ら積極的に働き続ける人生設計をしておくことの方が賢明です。