人生100年時代の年収はこう考える!

人生100年時代では、年収という概念の意味は薄れます。
代わりに生涯収入という考え方が重要になってきます。

何故なら、他のブログでも説明したとおり、人生100年時代では複数の職業に就く(マルチステージ型)の人生になる可能性が高いからです。

実際に、早期退職をして新しい仕事を始めた人は周りにいませんか?
もしくは、一旦定年退職したのに再就職した人は周りにいませんか?

ここでは、人生100年時代における年収の考え方について解説します。

目次

年収とは?

年収とは、税金や社会保険料が差し引かれる前の収入のことです。
いわゆる手取額ではありません。
また、テレビでよく見る〇〇社長の年商は××億円!とかいうのは全く異なります。これは会社の売り上げなので、実は会社は赤字で〇〇社長の年収は数百万円なんてこともあります。

図8 所得金額階級別にみた世帯数の相対度数分布

  出展:厚労省HP

人生100年時代における年収とは?

年収は多ければ多いほど嬉しいですよね?私もそうです。
人生100年時代では、常に変身を迫られます。その過程では、例えばリカレント教育期には年収が減るのを許容しなければならない時期も出てきます。
ところが、この年収を減らしてまでもリカレント教育を受けたり、一時期地方へ引っ越したり等が人生100年時代を謳歌するためには必要なのです。

【リカレント教育とは】

主に学校教育を終えた後の社会人が大学等の教育機関を利用した教育のことを指す。生涯教育を受けて発展した概念であり、職業能力向上となるより高度な知識技術、生活上の教養や豊かさのために必要な教育を生涯に渡って繰り返し学習することを意味する。これには、仕事に就きながら必要な知識や技能を習得する教育訓練を行うOJT、仕事を一時的に離れて行う教育訓練(OFFJT)も包含されている。

引用元:wikipedia

一つの職場で働き続けるのであれば、その年その年の年収が重要になるのですが、人生100年時代ではそういうわけにはいかないので、考え方を変える必要があるということです。

人生100年時代の年収の意味は?

では、人生100年時代では年収に対する考え方をどのように変えればいいのでしょう?

今後は、年収という瞬間風速的な指標ではなく、生涯収入で考えましょう。

つまり、人生100年時代で長く且つ複数の仕事をすることを前提とすると、一生で稼げる金額を最大化する必要があるということです。

例えば、賢い外資系金融に務めている人たちは、若いうちに死ぬほど(本当に寝る暇がないほど)働き、稼げるだけ稼いで早期退職する人がいます。
その後は起業したりして人生を謳歌しながら長くそれなりに稼いでいくというスタイルです。

また、今の就職先の年収がいまいちでも、高齢になってからでも稼げるスキルが身につくのであれば、それもアリです。

もしくは、将来は物価の安い海外移住を選択するのであれば、無理に年収の高い仕事を選択しないという手もあります。

まとめ

つまりは、目の前の「年収」に囚われることなく、長い人生100年の中で

  1. どのような人生を送るつもりなのか?
  2. そのためにはどのくらいの生涯収入が必要なのか?

が重要ということです。

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