【銀行員】変なルール(年度末編)

元銀行員です。
銀行員には仰天ルールが多数存在します。
今回は、年度末に関するルールをご紹介します。

これを読めば、銀行員の悲しい性を垣間見ることができ、銀行員のことがいつしか愛おしく感じるようになっているかもしれません。

目次

年度末とは?

まず、年度末。
一般には3月末を指します。
これは銀行員も同じです。

企業にお勤めの方ならわかると思いますが、決算のために毎年3月を区切りとして、その1年間の成果を測ります。
そして計測した成果(売上や収益)を発表することになります。
上場していれば、これが株価にも大きく影響します。

現場では、個人個人の一年間の成果を締める区切りの日となります。

そうです!
企業にとってもサラリーマンにとっっても非常に大事な区切りなのです。

一般企業の年度末の風景

一般企業にも年度末は公平に訪れます。

そして、その年度の成果を少しでも上げるべく、見えている成果はできるだけ3月末までに取り込もうとします。
とはいえ、それほど無理はしません。
なぜなら、来期の成果として温存しておくということもできるからです。

サラリーマン

これは銀行員も同じでしょ?
同じサラリーマンなんだから。

金融マン

いやいや。
銀行員はこんなに生ぬるくないです。

銀行員の年度末の風景

銀行にも年度末は当然に訪れます。

そして、その年度の成果を少しでも上げるべく、見えている成果はできるだけ3月末までに取り込もうとします。
ここまでは他の企業と同じです。

しかしながら、銀行員はここで無理をします!
何が何でも見えている成果は3月末までに取り込もうとします。

時には顧客にお願いしたりもします。(優越的地位の乱用ではなく)
時には関連部署にプレッシャーをかけたりします。
時には役員を使って顧客や関連部署と折衝したりもします。
ありとあらゆる手段を尽くして、今年度の数字を作りにいきます。

そうです!来年度の成果として温存しておくなどという発想はないのです。

なぜ、銀行員は年度末にそこまでこだわるのか?

では、なぜ来期に温存しないのでしょう?

それは、

3月末で転勤する可能性が高いからです!

特に管理職になると、2年周期で転勤します。
なので、来期のことなんて知ったこっちゃないという管理職が銀行内にウジャウジャいるわけです。

こうなると、下っ端の銀行員は、今年度の成果づくりに躍起にならざるを得ませんよね・・・。

まとめ

いいかがでしょう?

銀行員の年度末は、想像以上に過酷です。
行員同士の喧嘩も絶えません。

頑張れ!銀行員!

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