【銀行員】変なルール(有給休暇編)
元銀行員です。
銀行員には仰天ルールが多数存在します。
今回は、有給休暇に関するルールをご紹介します。
これを読めば、銀行員の悲しい性を垣間見ることができ、銀行員のことがいつしか愛おしく感じるようになっているかもしれません。
目次
有給休暇とは?
そもそも有給休暇とはなんでしょう?
年次有給休暇(ねんじゆうきゅうきゅうか)とは、労働者の休暇日のうち、使用者から賃金が支払われる休暇日のことである。「年次」とある通り、1年ごとに毎年一定の日数が与えられる。有給休暇、年次休暇、年休、有休などといわれることが多い。
引用元 Wikipedia
ググって見ると、上のように出ています。
普通の会社であれば、ほぼ間違いなく設定されているもので、サラリーマンにとっては非常にありがたいものです。
銀行員の有給休暇は何日?
では、銀行員は年間何日ぐらい与えられるのでしょう?
おそらく銀行によって差はあると思われますが、私の知っている銀行ですと、20日程度が水準のようです。
これって労働基準法とかで決まっているのかな?
銀行員は実際に何日休むの?
で、サラリーマンの方ならお判りのとおり、この年間20日を全て消化する人は殆どいません。
権利なのに・・・です。
これは日本人の遠慮深さや上司からの視線を気にしてのことと言われています。
ところが最近では、働き方改革等の影響で、この有給休暇の消化率が増えているようです。
一説によると20日全て消費を義務(?)付けている銀行もあるとか。
余った有給休暇はどうなるの?
いい質問!
翌年に繰り越しになります。
なので、多くの人が100日分とかの有給休暇をため込んでいます。
でも、そんなに休めないよね?
そうですね。
なので、多くの有給休暇は消化されずに消えていきます・・・。
但し、昔のいい時代には銀行が有給休暇を買い取るという夢のような仕組みもあったようです。
銀行員は有給休暇を取りやすい?
では、銀行員は他の会社員に比べて有給休暇を取りやすいのでしょうか?
答えはYesです。
銀行は金融庁を始め、労働基準局からも睨まれやすいようです。
なので、建前上は、従業員の権利を認める体質にあります。
なので、銀行によっては有給休暇の取得を推奨していたり、取得の制度化を進めています。
例えば、毎月1日は有給休暇を取得すべし!といった制度を設けている銀行もあるようです。
とはいえ、調子にのって有給休暇を取得しすぎると・・・上司によっては・・・(あとはご想像にお任せします。)
銀行員のビックリ有給休暇
さて、そんな銀行員の有給休暇制度ですが、ビックリルールが存在します。
それは、
5日連続で取得すべし!
というルールです。
これは、金融庁からのお達しのようです。
その意図は、銀行員の不正防止です。
1日だけならともかく、5日連続で休暇を取得する場合には誰かに仕事を引き継ぐ必要が出てきます。
すると、もし何らかの不正を働いていた場合、その引き継いだ人がそれを発見できるというわけです。
実際に、昔には、システム上に不正な仕組みを組み込み、これが休暇中に発覚したという事例もあったそうです。
まとめ
いいかがでしょう?
銀行員は過酷な仕事ですが、意外と有給休暇は取得しやすいと思います。
ただし、上司の顔色をうかがいながらなのは他の会社と変わらないと思いますが。
頑張れ!銀行員!