【銀行員】変なルール(出張編)

元銀行員です。
銀行員には仰天ルールが多数存在します。
今回は、出張に関するルールをご紹介します。

これを読めば、銀行員の悲しい性を垣間見ることができ、銀行員のことがいつしか愛おしく感じるようになっているかもしれません。

目次

銀行員にとっての出張とは

銀行員と言っても大きく分けてメガバンクとそれ以外(地銀・信金・等)で全く異なります。

メガバンクの銀行員であれば出張は多いです。
一方、それ以外の銀行であれば出張は少ないです。
何故なら、地銀・信金は地元に根差した銀行だからです。
出張があるとしても東京にある支店との往来ぐらいでしょう。

で、この出張、銀行員にとっては他の会社員と同様に息抜きの場なのです。

サラリーマン

でもコロナ禍では出張も減っているよね?

金融マン

そうですね・・・・・・。
銀行員の楽しみがまた一つ消えました。

メガバンク銀行員が出張するケース

では、どのような場合に出張するのでしょう?

メガバンクの大きな特徴として、<日本全国に支店がある>ということです。
よって、以下のような場合に出張が発生します。

  • 東京の本部行員が地方の顧客の為に出張(地方の営業部員からの要請に基づく)
  • 地方の営業部員が東京の本部との打ち合わせで出張

出張の費用や交通手段は?

まず、費用です。
当然ながら全て銀行負担です。

但し、当然ながら交通費は実費なのですが、宿泊費については定額が多いようです。
つまり、安宿に泊まれば、その分懐にはいります。

また、出張手当が数千円付きます。
これで昼食や夜食を賄うということですね。

そして交通手段はどうでしょう?

これは各自に任せられている銀行が多いようです。
つまり、飛行機でも新幹線でもOKです。
私はマイルをためたかったので、飛行機を選び勝ちでした。

これって銀行だけ?

そして、この移動手段において、銀行員にはルールがあります。

  1. 銀行員同士、隣には座らない。
  2. 偉い人と同じ車両・同じ機体の場合は、偉い人が前の方の座席に座る。
  3. 特に飛行機の場合、同じ便に複数の役員を載せない。

一つずつ解説します。

まず1番目。
これは、出張は息抜きの一環という暗黙の了解に基づくものです。
移動中ぐらいはボーっとさせたいという上司の心遣いということでしょう。

次に2番目。
これは意味が解らないのですが、おそらく、歩く時も上司が前を歩くのと同様に、移動時も上司が前に位置するということでしょう。
あとは、後ろから見ていれば、上司に不測の事態(誰かに襲われる?)が起きても助けに行けるからと聞いたこともあります。

次に3番目。
これは、万が一、その飛行機が墜落した際のリスク管理です。
例えば、決裁権限者が複数不在になった場合に銀行の機能が停止することを恐れています。
要するに、被害を最小限にしたいわけです。
というと大げさですが、実態としては、飛行機はよく遅れるので、そのリスクを分散させるという趣旨のようです。

まとめ

いいかがでしょう?

役員を過剰なほどに大事にする文化がある銀行ならではのビックリルールがここにもありました。

メガバンクになると役員は何十人もいるので大変ですね。

頑張れ!銀行員!

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