絶対にやってはいけないバイナリーオプション

金融マンです。
若い人たちの間で流行っているバイナリーオプション(BO)。
絶対にやってはいけないのです。

プロの金融マンとしては、バイナリーオプションは絶対にやらない方がいいと断言します!素人の皆さんにはFXでさえオススメしませんが、まだFXの方がマシです。

なぜなら、バイナリーオプションはBO業者のみが勝てる仕組みだからです。

実際に、SNSでは「バイナリーオプションを始めませんか?」的な誘いが多くないでしょうか?あれは、BO業者に雇われたアフィリエイターです。
SNS上でのこの人数の多さからみても、BO業者にとっては美味しい仕組みなのが明らかです。

この記事を読めば、あなたもバイナリーオプションの無意味さが理解できます。

目次

バイナリーオプションとは?

【バイナリーオプションとは】

バイナリーオプション(英語: binary option; BO)とは、オプション取引を元にした金融商品の一種である。 一般的な株式や外国為替証拠金取引(FX)は、値段が「上昇する」か「下落する」かを予測し、その後の「値動き」に応じて「利益か損失」が確定し、その「値幅」に応じて「損益金額」が変動する。 バイナリーオプション取引の「ハイ・ロー」も、値段が「上昇する」か「下落する」かを予測し、その後の「値動き」に応じて「利益か損失」が確定する点は同じだが、「損益金額」は「値幅」によって変動することなく固定される。またレバレッジが無いので追証が無いのも特徴。よって、「最大損失額」を限定して取引できる。

引用元:wikipedia

要するに、今より上か下かだけを予測する丁半博打ということです。

損失も確定されるし、どこまで上がるかどこまで下がるかも気にしなくていいし、何よりも解りやすくていい!

と思いますよね?
それは間違いではないです!

ですが、肝心なことを見落としています!
それは最後の方でお伝えします。

ネットで言われている「やってはいけないこと」

ネットをたたいてみると、以下のよう記事を良く見つけます。

  1. 口座凍結の危険がある裏ワザ
  2. PCを使わないスマホ単体での取引
  3. サイトやYouTubeの手法をそのまま実践
  4. チャート画面に一日中張り付いている
  5. エントリータイミングを教える配信グループへの参加

金融マンの視点から見てもどれも正しいです。

だがしかし!これはバイナリーオプションを取引する上での「やってはいけないこと」です。バイナリーオプションを薦めていないわけではないです。

そして、記事の最後では、「高機能ツール無料プレゼント!」とか・・・・。
これって、やってはいけないことの⑤に誘っているのでは・・・?

詳しく知りたい方は、ネットで「バイナリーオプション やってはいけない」で検索してみてください。

金融マンの視点から見たバイナリーオプション

ネット上ではバイナリーオプションを進めているサイトばかりです。
(私のように勧めない記事は珍しいです。)
裏を返せば、それほどBO業者にとっては美味しい商売ということです。

実際にTwitterでは「バイナリーオプション始めませんか?」「バイナリーオプションでこんなに儲かりました!」というダイレクトメールが毎日飛んできます・・・。
これは、口座開設させればBO業者から報酬が得られるアフィリエイターです。
この数の多さからもBO業者がオイシイ(=個人投資家にはオイシクナイ)ということが考察できます。

↓合わせて読みたい。

では、金融マンの視点から見たバイナリーオプションの問題点は以下の通りです。

  1. やればやるほど期待損益はマイナスに
  2. 損失確定=リスクコントロールができない
  3. 手数料(スプレッド)が高いのでは?

次に、やってはいけない真の理由を一つずつ解説します。

「やってはいけない」真の理由

理由1:やればやるほど期待損益はマイナスに

最初に述べたとおり、バイナリーオプションは丁半博打です。
当たる確率は1/2です。

サラリーマン

ちゃんと分析すれば1/2以上当たるでしょ?

金融マン

勿論、可能性はあります。
ですが損益確定タイミングが固定されている限り丁半博打です。

サラリーマン

でも頑張る!

金融マン

そう!そこがポイント。
頑張ってやればやるほど勝敗確立は1/2に近づきます。
すると、手数料(スプレッド)の分だけ期待損益はマイナスが積み上がります。

理由2:損失確定=リスクコントロールができない

よく、バイナリーオプションの利点として「損失が確定しているので安心」と書かれていますが、本当にそうでしょうか?

サラリーマン

「損失が確定」ということは、リスクが限定されてるよね?

金融マン

はい。
これ以上損しないという意味では限定されています。

サラリーマン

なら、追証リスクがあるFXより安全だよね?

金融マン

はい。
しかしBOでは利益も確定されてしまいます。
利益を出せるときに出せないというリスクを負うのがBOです。

金融マン

つまり、リスクコントロールが極端にないのがBOです。
この意味でも確率1/2の丁半博打です。
そして手数料(スプレッド)はどんどん抜かれます。

理由3:手数料(スプレッド)が高いのでは?

売買手数料が無料でも、BO業者の取り分となるスプレッドが以上に高く感じます。
FX(お勧めはしませんが)に比べても。

FXではいくら利益を出しても手数料(スプレッド)が固定なので、利益によっては、1%以下ということもしょっちゅうあり得ます。

それに対してバイナリーオプションでは利益に対して5~10%相当のスプレッドが設定されています・・・。

まとめ

いかがでしょう?

最後にもう一つ、大事なこと言います。

金融機関では、FXはディーリング業務として実際に取組まれています。
(利益率は20%行けばいい方だと言われています)

一方、金融機関でバイナリーオプションを業務として取り組んでいると聞いたことはありません。

なぜでしょう?

ここまで読んでいただければ、その理由も解りますよね?

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