【投資信託】本当は怖い投資信託のコスト
金融マンです。
投資信託のコスト、無視していませんか?
実はこのコストというやつ、本当は怖い存在です。
この記事では、投資信託のコストとその怖さについて解りやすく説明します。
この記事を読めば、忙しいサラリーマンでも誤った投資信託を買わずに済みます!
目次
投資信託のコストとは?
投資信託のコストは次の2種類です。
購入手数料
文字通り、投資信託を購入する際に銀行や証券会社の販売窓口に支払う手数料です。
購入する際に支払って終わりです。
毎年かかるものではありません。
購入する金額によって、かかってくる手数料率は変化します。
当然ながら、多額の投資をしたほうが手数料率は下がります。
信託報酬
一言でいえば、投資信託に関わる会社への手間賃です。
例えば、運用会社や信託銀行などがへの手間賃です。
こちらは販売手数料とは異なり毎年かかります。
料率は購入金額が増えても一定です。
本当は怖い投資信託のコスト
では、この二つの手数料、無視するとどのような悪影響が出てくるのでしょうか?
購入手数料の怖さ
まず、以下のケースを想定します。
毎月10万円ずつ投資信託を買っていきます。
投資信託Aでは、販売手数料が3%かかります。
投資信託Bでは、販売手数料がかかりません。(いわゆるノーロードタイプというやつです。)
いずれも年間で6%の利益が出るものとし、その他の条件も同じとします。
このAとBとの20年後を見てみましょう。
総投資額はどちらも2,520万円。
これに対し、
Aの利益は1,790万円
Bの利益は1,923万円
差額の133万円は総投資額の約5%です!
信託報酬の怖さ
一方、信託報酬ではどうでしょう?
上の例と同じように、信託報酬に0.5%の差を付けて計算してみました。
すると、利益の差額は261万円も出ます!
これは総投資額の約10%です!
まとめ
いかがでしょう?
特に信託報酬は料率が小さいものの、その破壊力は大きいのです。
これは、複利運用の影響が大きく出ているからなのです。
投資信託は長期運用を前提に始める人が多いと思います。
だからこそ、複利の影響を受けやすい信託報酬には特に気を付けましょう。