【投資信託】どの口座で買うのが最適?
金融マンです。
投資信託で運用しようと考えている皆さん、さっそく口座で悩んでいませんか?
一般口座じゃだめなの?特定口座って何?そもそもNISAって何がメリットなの???
この記事を読めば、口座ごとのメリットやデメリットが解るようになります。
また、あなたの運用スタイルに合った口座の選び方もできるようになります。
目次
投資信託の口座とは?
投資信託を購入するには証券口座というものが必要になります。
なぜわざわざ口座を開設しなくちゃいけないの?
証券会社が、顧客ごとに保有する資産を管理する必要があるからです。
何を管理してくれるの?
顧客が売買した際のお金の出し入れとか。
顧客に代わって税金を支払ったりですね。
投資信託の口座の種類
投資信託を購入する際には、いかの3つの口座の選択肢があります。
①一般口座 ②特定口座 ③NISA口座
それぞれの特徴は以下のとおりです。
引用元:Rakutenお金の総合案内
投資信託の口座ごとのメリットとデメリット
上の表でまず注目していただきたいのが、課税か非課税かです。
これは、得られた利益にたいして課税されるか否かの違いです。20.315%なので決して馬鹿にできません。
なら、NISA口座で決まりだね!
そうですね。
但し、NISA口座に入れられる金額には上限があるのです!
NISA口座は一般NISAであれば年間120万円、つみたてNISAであれば年間40万円が上限です。
そして、最長5年間までしか格納できません。ただし、5年後に延長(新たな120万円の投資として)は可能です。
つまり、最大でも600万円までしか貯められないということです。元本で。
NISA口座はもう一点注意があります。
例えば、今年4月に120万円分投資信託を購入して8月に全額売却しても、NISA口座は1円も復活しないということです。
ですので、長期投資に向いている口座ということですね。
ということは、年間120万円を超える投資信託は一般口座か特定口座だね?
そうですね。
基本的には特定口座を選ぶことになりますね。
一般口座と特定口座の違いは、一言でいうと「特定口座なら証券会社に全てお任せ」ということです。
何がお任せかというと、上の表にもあるとおり納税に関する手続です。
要するに特定口座で源泉徴収ありを選択すれば、自分で確定申告をする必要がなくなるということです。
特定口座で源泉徴収なしを選ぶ人っているの?
はい。
例えば、利益が出た場合に他の損失と損益通算することで節税を目的とする場合です。
この場合は確定申告が必要なので、敢えて源泉徴収無しを選択することになります。
ここまで見てくると、一般口座って不要では?とお思いでしょう。
その通りです。投資信託を購入するだけでしたら一般口座は不要です。
一般口座を必要とするケースとしては、未上場株のような特殊な証券を管理してもらう場合に限られます。
運用スタイル別にみる投資信託のオススメ口座
私、金融マンがオススメする口座の活用方法は以下の通りです。
アクティブ運用派
- レバレッジの効いた投資信託は機動性を持たせるために特定口座(源泉徴収あり)で購入
- その他の長期運用する銘柄についてはNISA(一般)で購入
パッシブ運用派
- まずはNISA(積立)を限度額まで設定して購入
- 年間120万円まではNIAS(一般)で購入
- ①②を超える投資信託については特定口座(源泉徴収あり)で購入
まとめ
いいかがでしょう?
要するに一般口座で投資信託を購入するのは避けましょう。
そして、特定口座は源泉徴収ありで。
さらに、NISAはお得なのでアクティブ運用派の人でも極力活用するようにしましょう。